インタンジブルを深める


   『真の友とは、知人とは』  
     
   

真の友は自分が自分の意志で選び、その関係に責任と努力が必要です。
知人はただ知り合った人、その関係は決められた期間であったり、一回ごとであったり。 

生前、主人は友達のためには命やお金もいとわないと思うまで行けば本物だといっていたのを思い出します。友人関係は物質やお金の関係より、心の関係が主となります。

これはまさに、見えないものが結ぶ関係です。相性、思いやり、理解、分かち合いなどが柱です。一方知人は、興味、利害関係、主従、遊び仲間、趣味のグループ、サービス、技術が必要な利便的関係など、永久的なものでなく、その時必要で、必要な期間のみの関係です。ましてビジネスとなれば見えるものがなければ関係の必要は成り立ちません。できるだけ簡潔でクールな関係が望ましいと思います。

これらの関係をごちゃごちゃにすると面倒が起ります。知人は淡々とシンプルに、クールに関係を結ぶ。友人は自分が選んだのだから、その関係がたとえ終わりを告げようとその時、その後も自分が責任をもちます。結んでいる期間は夢、希望、喜び,すべてがポジティブな方向に行きます。

貴方に何人の真の友と呼べる人がいますか?無理に作れる関係ではなく、長い過程で築き上げるいわばプロセスの中で育つ関係といっていいでしょう。それには双方の努力が要ります。一方通行ではどんな関係も関係とは言えないでしょう。

見えるものが介在する関係・・・知人
見えないものが結ぶ関係・・・真の友
生きてゆく上には両方の関係が必要なのですが。

 
                                                        K.Yamakawa