インタンジブルを深める




   パンダ  
   
 

今は子供たちを優先して我慢しているのですが、一日も早く上野動物園に行きたくてうずうずしています。なぜ、パンダはこんなに人気がある動物なのでしょう?パンダの大きな図体、目の周りを囲む黒い毛、ミッキーマウスの様に走り回れない緩慢な動作、のっそり歩く姿。ひっくり返ったり、尻もち姿で座り、固い竹を両手で食べている姿はたまらなく可愛いい。 

その図体から想像もできない、生まれたときは150グラム前後しかないのだそうです。竹やササから摂取できる栄養素で99%、その他はたった1%のもので補っているそうですが詳しくは上野動物園でセミナーでも開催してくだされば最前列で聞きたいです。

どこからどう見られようが知ったことではないという仕草、この天性のインタンジブルなパワーが私達を引き付けます。天性の無邪気さ、無計算な姿は、いつも表面を装ってタンジブルなことを評価の基準にして生きてゆく私達にはうらやましい限りです。どの年になったらパンダになれるだろうと無理からぬことを考えています。

パンダは人間の外交ツールに使われているのでしょうか?借りているという話を聞きましたが弁護士さんに聞いても答えはないでしょう。いろんな説の中、種族保存のためいずれか、生まれ故郷に返すのがいいのだと言う説もあります。 パンダの借り賃は2頭で7800万円。経済効果はなんと200億円と言われています。稼ぐ割に竹やササだけを食べて文句も言わないパンダがいとしい。

パンダの目の周りの黒い毛を取ったら、かなり獰猛な顔をしているという人がいましたが、その人、どうやって黒い毛を取ったのでしょう?コンピューターグラフィック上の話でしょうね。私は一度、目の周りにクマを入れてゴロンとひっくりかえって、ササの葉を主食にして200億稼いでみたい。

世の中にはストレス軽減法といったたぐいの本が数多く出版されているけれど、読んでもすぐ身につくわけではない。そこで私は、落ち込んだ時は、無心そのもののパンダの姿を思い浮かべます。ひょっとしたらパンダは老子の思想を持った生き物ではないだろうか?中国、四川省の山奥から出てきたパンダは無為の生きもの。私は最近パンダの故郷の思想を知りたくなって”タオ”に傾注するようになりました。この深くおおらかな思想、プラスすることもマイナスすることも必要のないパンダの自然体が最近の私のお手本です。


『日本人になったユダヤ人』~「フェイラー 」ブランド 創業者の哲学~(大江 舜)が発刊されました。亡き主人の伝記でございます。ご一読くださればうれしく存じます。書店、アマゾンで取り扱っています。

 
   
本をクリックしてください。
 
                                                        K.Yamakawa